フォトグラファー海保竜平氏の写真と音楽に触れる
2016/11/26
ロン毛にサングラス、少し近寄りがたい容姿とは裏腹にステキなスマイルを持ち合わせるフォトグラファー海保竜平氏。
レンズを通して彼の眼がそのものの本質をとらえ写真の中で表現される。
美大で写真を学んだ後イギリスでの写真修行を経てフリーランスのフォトグラファーとなる。アーティスト写真、料理写真を得意とし、雑誌、CDジャケット、ライブ、レシピ本など静から動まで幅広い撮影をこなす。また、バンタンデザイン研究所フォト学科の講師を7年半勤め、写真家を目指す若者に写真を通して様々な影響を与えてきた。
趣味は音楽とお酒。その音楽好きが高じて写真だけではなく文章も手掛けた本「指さし会話シリーズ・イギリス×ビートルズ」を出版するまでに至る。また、それだけにとどまらず彼自身もベース、ピアノ、キーボードを演奏するアーティストでもあり、不定期に地元横浜の飲み屋に現れてはband HANADA 等で活躍するギタリスト・大西ツル氏と共にロックを奏でている。
ストレートで勢いのある男らしい性格は出会う人達を魅了し、世代や分野に関係なく様々な人から慕われている。歌舞伎役者-中村獅童氏も交流のある一人であり、2015年におこなわれた結婚披露宴ではカメラマンとして現場に入っていたのだがテレビで放送された披露宴映像の中には彼の姿が至る所に見切れていた。
彼ももうすぐ50歳になろうとしている。だが、そんなことは微塵も感じさせないほどエネルギーに満ち溢れている。自分で道を切り開き、好きなことを自分流で仕事にしていることがその源かもしれない。遊びの延長線上に仕事があるのか、またはその途中に遊びがあるのか。年齢を重ねても遊び方は変わらず、フルチャージから電池切れまで遊び倒す。彼のような刺激的な大人に出会うと学ぶことが多い。