赤ちゃんの謎を解くには、子供自身に説いてもらおう?
2017/01/19
赤ちゃんにはまだ医学、科学では解明されていない沢山の謎・不思議があります。
そこで、今回は、赤ちゃんの不思議についてご紹介します。
☑ 新生児微笑と社会的笑い
新生児期~生後4週間くらいまでの新生児は、本能の働きで笑う仕組みが備わっており、本人が意識せずとも「笑う」という生理的な現象が起きます。
理由はまだ解明されていませんが、母親の母性を掻き立てる為とも考えられています。母親に自分自身の世話をさせる為に備えられている生理現象とも考えられています。
☑ アジア人特有の蒙古斑
蒙古斑とは、日本人の赤ちゃんのほとんどに見られる、お尻の青いあざです。医学的には、〝青アザの一種〟と位置付けられていて、主にお尻や腰回り、下背に現れる特徴が見られます。
蒙古斑の多くはアジア人で、西欧人は殆どありません。出現率は、アジア人では90%、ヒスパニックで40%、白人では10%以下となっております。
西欧では、蒙古斑の知識がないソーシャルワーカーや医療スタッフにより、児童虐待による傷であると勘違いされ、子供を児童施設に預けられてしまった、というった誤解することもあるほど、海外では認識が薄いものです。
通常、殆どの蒙古斑は、成長とともに薄くなったり消失します。
蒙古斑も、仕組みや原因については詳しく解明されていません。
☑ 赤ちゃんは泣いても涙があまり出ない
赤ちゃんは泣くのが仕事、と言われるぐらいよく泣きます。
しかし、新生児も赤ちゃんも、多少の涙は出ますが、ポロポロ流れ落ちるほどまでは涙は出ていないのです。
生後2~3ヶ月までの赤ちゃんは、悲しい、うれしいなどといった感情から涙を流すことはなく、目を守るため涙が分泌されていると言われています。
よって、赤ちゃんがポロポロと涙を流し始めたら、脳が発達してきたということになります。
☑ たそがれ泣き
生後2~4カ月頃の赤ちゃんにしばしば見られる光景ですが、午後、それも夕方に近づくと突然不機嫌になったり、ぐずり出して泣き出すことがあります。
これは「夕暮れ泣き」「たそがれ泣き」または「コリック」とも言われ、毎日同じ時間頃に不機嫌になり、泣きだすのが特徴です。
「たそがれ泣き」は、世界中の赤ちゃんに見られる現象で、ぎゃんぎゃん泣く、ぐずぐず泣く、めそめそ泣く、等、泣き方は様々です。
原因は、夕方の暗さに反応している、夕方一番忙しくなるお母さんの気を引こうとしている、腸に溜まったガスで腹痛を起こしている、長時間自由に体を動かすことが出来ず飽きてしまっている…等々、いろいろ考えられていますが、実際の理由はいまだ謎に包まれています。
☑ 「胎内記憶」「出生記憶」
胎内記憶とは、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいた時から出生時の時までの記憶の事を指し、3人に1人の子供が持っていると言われています。
だいたい話せるようになる2歳から3歳の子どもが、「フワフワしてた」「水に浮いてた」「明るかった」「あったかくて気持ちよかった」など、お腹の中に居た頃の記憶を話します。
驚くことに、お母さんとお父さんがケンカしていたことを知っていたり、お母さんが妊娠中歌っていた曲を急に歌いだしたり、胎児ネームを覚えていたりするそうです。
出産の時は、「狭かった」「暗いとこから明るいところに出た」「頭をひっぱられた」といったことを話し、お腹からでてくる時の動作をしてくれたり、出てきた時どんな人がいたかなどまで覚えていたりもします。
☑ 「中間性記憶」
「空の上にいて、どのお母さんにするか選んでた」といった「中間性記憶」を話す子供もいるようです。
嘘か本当か謎に包まれていますが、一度流産や死産などしたお母さんの子供が、「一度空の上に戻ってから、またお母さんのところにきた」という話をした子も少なからずいるみたいです。
☑ まとめ
子供の視点に立って物事を見ると、新たな発見が沢山見つかることがあります。
例えば、子供と同じ視点位置からキッチンを見上げると、普段は上から見下ろすガスコンロの火の色が青く見えていても、下から見ると、火の下の方がほのかに赤く見え、全く違った様に見える場合があります。
科学、医学ではまだまだ解明できていない謎の多い人類の誕生、赤ちゃんの謎を解明するには、固定概念で固めつくされてた大人の脳みそで解明するのではなく、まさに、赤ちゃんや子供達に解明してもらう方が早いかもしれませんね。