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夢はタクシー運転手?日本とは真逆の英国タクシー事情

2016/12/30

タクシー運転手というと、長時間労働で低賃金、というイメージが浮かぶ人も多いのではないでしょうか?そんなイメージとは真逆のイメージを持つ国があります。

英国では、タクシー運転手には大きく分けると2種類あり、ブラックキャブとミニキャブ(いわゆる白タク)があります。

このブラックキャブが、まさに夢の職業ともされる英国ですが、今回はそのブラックキャブについてご紹介します。

 

☑ ロンドンタクシー「Black Cab」

イギリスのタクシーと言えば、ロンドンのブラックキャブ「Black Cab」が有名ですが、その名の通り黒塗りのアンティーク的な車体が特徴的なタクシーです。

 

 

そのルーツは17世紀にまで遡り、現在正規のタクシーとなっていますが、このブラックキャブの運転手になる為には、歩くカーナビとも言われているくらい頭脳明晰で、世界一厳しいと言われる試験に合格しなくてはならず、ドライバーは皆、プロ中のプロです。

Black Cabの運転免許試験「Knowledge of London」は、「世界一難しい試験」と呼ばれるほど難しい試験です。この試験に合格するには、ロンドンの観光名所や細かい道は勿論、レストランやバーなどのお店から、有名なオフィス企業ビル、そして、一方通行や行き止まり、信号、さらには地理に関する「知識」までも要求されます。

 

☑ ブラックキャブになるまでに10年?!

筆記試験の他に、試験官との1対1の口頭試験もあり、7段階わたって合格する必要があります。

640個の始点、終点からなる320のルートがあり、試験は膨大な知識の中からたった1つのルートしか選ばれません。

合格するまでの期間制限も設けられていて、期限を過ぎれば前の段階に戻されてしまう為、とても難関で、合格するのに10年以上かかる人もいます。

一方通行やレストランは常に変化し、この膨大な量の情報を常にUpdateしながら完璧に把握している彼らの脳は、記憶をつかさどる部分(海馬)が一般人に比べて大きいことが判明している研究までされています。

 

☑ Black Cabは完全自営業?!

Black Cab Driverは、運転手であり経営者でもあります。完全個人業ですので、仕事時間も自由です。半年働いて半年ゆっくり休養を取る、といった人も中にはいます。

難関な試験のおかげでDriverが常に約2万5000人程に維持され、経済的にも安定しており、また、自由なライフスタイルが得られるので、何年間も勉強してこの職業に就きたい、という人は絶えません。

 

 ☑ プライドと自由

10年以上も勉強に費やすのであれば、実際は弁護士や会計士になった方が経済的には優位ということもあるそうです。

それでもBlach Cabになりたいという人の理由の一つは、Black Cabbyだけに与えられる「Green Badge」という栄誉と誇りのあるバッチの為です。ロンドン市民から尊敬を受けられる「栄誉」が、彼らの大きなモチベーションともなっています。

そして何より最大の理由は、誰からも雇われることのない、「自由」を掴むため、とも言われています。

 

 

同じ職業でも、日本とはかけ離れた違いのあるタクシードライバー。

英国のBlack Cabbyには、なんと日本人もいるそうです。

国が変われば、仕事内容も全く異なる職業もあります。

あなたの求めている仕事も、もしかしたら、日本の外にあるかもしれませんね。

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