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一生のうちに一度は訪れるべき国、アイスランド

2016/12/20

 

火と氷の国と言われるアイスランドには、温泉、火山、氷河、オーロラと、地球の鼓動を感じさせる壮大な自然の絶景が数多くある国です。

日本人にはまだあまり馴染みのない国ですが、手付かずの自然の絶景が広大に豊富に備わっている素敵な国です。

今回は、アイスランドの魅力についてご案内します。

 

☑ ゴールデンサークル

通称、「ゴールデンサークル」と呼ばれる観光コースで、アイスランドを訪れる大抵の人は、現地ツアーなどを利用して、少なくとも下記3箇所の必見観光地を訪れてます。

  • グトルフォスの滝

晴れた日には虹がかかり黄金色に輝く様から、アイスランド語で「黄金の滝」と名付けられた滝です。あまりの迫力と広大な滝は、まさにアイスランドの自然の迫力を実感することができるスポットです。

ラング氷河の溶けた水が流れるヴィータウ川は、幅70mもあり、落差は30mに渡って 豪快に水煙を上げて流れ落ちます。

  • ゲイシール間欠泉

5,6分ごとに吹き上がる間欠泉は、最大30m近くになるお湯の柱を吹き上げ、その大きさはアイルランドの自然の雄大さを感じさせます。

  • シンクヴェトリル国立公園

アイスランドは海嶺が地表に乗り上げている世界でもめずらしい場所で、「ギャウ」と呼ばれる地球の割れ目を見ることができます。

アイスランドのギャウは、ユーラシアプレートと北アメリカプレートに引っ張られてできた割れ目で、アイスランドの中央を南北に貫いています。西部は西に、東部は東に引っ張られるようなかたちで、アイスランドの国土は年に2〜3cmほど広がり続けているのです。

世界遺産にも指定されており、大地が割けた断層部分の横を見ることができるのは、世界でも中々ありません。

 

☑ 氷河

氷河は、消えてなくなることの無い大きな氷の塊で、地表の雪が長い間解けることなく堆積し、氷に変化することにより氷河ができあがります。長い時間、時には何世紀もかけて雪が圧縮され、厚い氷の塊に変わるわけです。

アイスランドでは、この氷河が至る所で見ることができます。

  • ヴァトナヨークトル氷河 (Vatnajökull)

ヴァトナヨークトル氷河 はアイスランドのみならず、ヨーロッパ最大の非常な大きな氷河で、その末端からは溢流氷河が各方角に手足のように伸び、それぞれに個別の氷河名が付けられています。

ヴァトナヨークトル氷河で最も有名なのはオーライヴァヨークトル (Öræfajökull) 氷河です。アイスランドの最高峰、クヴァンナダルスフニュークル(Hvannadalshnjúkur)の山がここにあり、またその氷河の下には火山が隠れています。

ヴァトナヨークトル氷河の南東側には、 美しいヨークルスアゥルロゥン (Jökulsárlón) 氷河湖 があり、氷河のかけらが湖に浮いています。その風景はアイスランドで一番美しい風景とも言わています。

このヴァトナヨークトル氷河全体と周辺のエリアを含むヴァトナヨークトル国立公園は12,000 km2と、ヨーロッパ最大の国立公園の大きさを誇ります。

スノーモービルに乗ってラングヨークトル氷河の上を走り抜けるツアーなどもあります。氷河の上を駆け抜ける貴重な経験ができるのも、アイスランドの魅力です。

 

☑ 氷の洞窟

最近、アイスランドで注目されているのが、青く透き通る色が美しい氷の洞窟です。気温が高くなると溶けて崩壊してしまうので、氷河の自然洞窟は冬のみ見ることのできる自然現象です。

しかし、2015年にラングヨークトル氷河に人口の洞窟が掘られ、一年中訪れることができるようになりました。氷河を内部から観察することができる不思議な空間です。しかも、チャペルまであり、そこで結婚式を挙げることもできます。

 

☑ ブルーラグーン

温泉地ブルーラグーンは、底の泥を全身に塗ることで、更に効能が高い温泉と言われていて、アイスランドの代表的な観光地の一つです。

皮膚トラブルの治療を目的として海外から訪れる人もいるくらい、その効果は大きく、また、広々と広がるブルーラグーンで豊かな自然に囲まれながらゆっくり時間を過ごすこともできるスポットです。

 

☑ オーロラを観るならアイスランドへ!

アイスランドでは8月下旬から翌年4月中旬くらいまでにオーロラが見えます。

アラスカやフィンランド北部などでもオーロラは見えますが、冬の夜にはマイナス20度やマイナス30度になり、それに比べるとアイスランドは最も寒い時期でもマイナス2度くらいまでしか下がりません。

アラスカでは深夜から明け方にかけてオーロラが見えることが多いのですが、アイスランドでは19時40分〜10時40分くらいに見られる確率が高く、日中の観光にも影響がそれほどありません。

更に、首都のレイキャビックは夜間もとても明るいですが、少し歩けば街の明かりも遠ざかり、街からそんなに離れなくてもオーロラが見ることができます。

『寒くない』『早い時間に見える』『街の近くでも見える』という点から、オーロラを見に行くのならアイスランド、と言っても過言ではないでしょう。

 

☑ まとめ

氷と火の国、アイスランドの魅力は、実際に自分の足で行ってみて、見てみないことには伝えることができないくらい、壮大で圧巻です。「百聞一見にしかず」、とは、まさにアイスランドのことでしょう。

 

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