アメリカに移住するにはビザが必要!? 短期~長期滞在まで、どうせなら永住権まで取得しちゃおう
グローバルな現代では、海外留学や海外勤務が身近な存在となってきました。海外旅行は誰でも簡単に行くことが可能となりましたが、長期海外生活を送ろうとすると、「ビザ」という許可書が必要になってきます。
そこで今回は、アメリカのビザに関してご案内いたします。
☑ 米国滞在にビザは必要?
基本的に90日以内の観光、商用が目的ならばビザは不要です。ただし、頻繁にアメリカ入出国を繰り返していたり、アメリカでの滞在が長い人は入国を拒否されることもありますので、注意が必要です。
なお、陸路入国を除いた米国入国には、ビザ免除者は電子渡航認証システム(ESTA=エスタ)による電子渡航認証の取得が義務付けられていますので、観光目的でもビザなしで渡米する場合は、事前に渡航認証(ESTA)を取得しなければなりません。
申請は渡航の72時間前までにESTA専用のウェブサイト( https://esta.cbp.dhs.gov/ )から行います。
☑ 米国ビザの種類
観光ではなく、長期米国滞在を希望する場合、米国ビザを取得することにより米国で合法的に居住することが可能となります。
日本に居住したままでも米国の学校の入学許可証も取得でき、米国法人を設立する事も可能で、株や不動産の購入も自由にできます。
米国ビザには大別して2つの種類があります。
1.米国で特定の目的を達成するために一定の期間米国に滞在するための「非移民ビザ」(学生ビザ、就労ビザ駐在など)
2.米国に住むための「移民ビザ」(永住権)
☑ 就労ビザの種類と取得方法
移民大国のビザの種類は豊富で、就労ビザだけでも複数存在します。
アメリカの就労ビザの申請をする際には、移民弁護士やCPA(米国公認会計士)等の第三者の介入が入ります。
彼らに支払う手続き用、そしてビザや就労許可証の費用などを合わせると、$5,000~$6,000はかかりますが、このビザの金額は世界的に見ても大変高額です。ちなみに、日本の就労ビザは5~6万円です。
☑ Jビザから就労ビザへ
一般的に就労ビザと認識されているH1-Bビザは、毎年65,000件発行され、申請受付は毎年4月1日からと決まっています。65,000件の枠が埋まり次第、その年のビザは終了です。
また、4月1日から申請をして、最短で働けるのはその年の10月1日からという決まりもあります。
このような制限により、ビザを持たない人だと、企業は自分たちが欲しい時期に採用をすることができないデメリットがあります。このルールはアメリカ特有のものです。
誰もがはじめから就労ビザを取得し、フルタイムの正社員として働けるのが理想ですが、ただ、よりアメリカで働く事を現実化するために、就労ビザの前段階となるJビザ(研修)やOPTといわれるものをうまく利用し、アメリカや受入企業のニーズに対応をしていくことが大事です。
Jビザは、手続きの期間も短く、企業の負担がありません。最長18ヵ月働く事ができるので、その間、お互いの合意があれば、企業がビザスポンサーとなり、Jビザの次のステップのビザとなる就労ビザのサポートを企業から受けることも可能となります。また、Jビザは研修という立場であっても、お給料を得て働く事ができます。
尚、海外経験が長い人、キャリアのある人、専門職に就いている人などは、Jビザの過程を経ずに就労ビザで採用が決まる人もいます。
☑ 永住権 ( Green Card)
グリーンカードとは、アメリカへの出入国が自由、滞在期間制限がなく、職業も自由に選択できるビザのことですが、米国のグリーンカードの取得方法は幾つかあります。
一つには、就労ビザを持って働きながら申請をする方法です。
また、アメリカ人と結婚をした場合も、グリーンカードを取得できます。
その他、たった2つの簡単な条件を満たせば誰もが応募資格を有する方法(抽選)もあります。
☑ 意外と知らない!?グリーンカードの抽選会
グリーンカードの抽選では、高校卒業以上の最終学歴、且つ、生まれた国が日本、という2つの条件さえ満たせば、誰でも費用無しで簡単に応募できます。
この抽選プログラムは、米国議会により発動され、国務省が年間ベースで管理するプログラムです。
この抽選により、年間で5万件の永住ビザが発行されます。当選者は、コンピューターによるランダムな抽選により選出されます。
ただ応募期間は非常に短く、2016年の場合は2016年10月4日から2016年11月7日の約1ヶ月間の間に応募を完了する必要があります。(当選結果発表は2017年5月)
グリーンカード抽選応募と聞くと、面倒なイメージを持つ方もいるでしょうが、しかし、実際は5分以内にパソコンから応募する事が出来ます。
必要な情報は、氏名・住所等の基本情報と正面から撮影した本人のカラー写真のみですので、英語が苦手な方も、個人情報の入力を空欄に埋めていくだけなので誰でも簡単に応募が可能となっています。
☑ 抽選の落とし穴
オンラインで当選確認が出来るDVビザプログラムですが、当選してもグリーンカードがもらえない事があります。
実は、当選した段階ではまだビザは発給されず、次の大使館面接に進む資格を得られるだけなのです。面接で不合格になればビザが発給されない事はもちろん理解出来ます。
ただ実はそもそも面接すら受けられない人も存在します。
というのも、同プログラムでは面接不合格者や当選しても面接を受けない人がいるためそもそもビザ発給対象数よりも多く当選者を出します。 それ以降の番号の方は面接を受験出来ないというシステムになっているためなのです。
☑ まとめ
将来アメリカで働いてみたいと思っても、いざアメリカ長期滞在をするとなると、ビザ取得をする必要が出てきます。ビザ取得には、時間もお金もかかるデメリットがあります。
企業にスポンサーになってもうらまでには、労力も時間もかかり現実的に難しい立場の人も多いことでしょう。
そんな人は、費用もかからず簡単に短時間で誰でも応募できるグリーンカード抽選に応募してみてはいかがでしょうか?