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意外と知らない!?「ファッション×環境問題」のウラ側とは?

 

あなたは年間どれくらいの衣服を新しく買いますか?
近年は多くのファストファッションブランドが一気に存在感を増し、ついつい安いからと買うだけ買って、実際にはあまり着なかったという経験をした方も多いのではないでしょうか?。

そのように普段買い物をしている時には、値段やデザイン性など目の前にある衣服のことだけを考えていると思います。
しかし、ファッションが与える環境への影響は意外にも大きいのです。
そこで今回は「ファッションと環境問題」の関係性について事例を踏まえご紹介します。本記事を読んで頂き、今後衣服を買うときに少しでも思い出してください。

<もくじ>
1.日本人は年間〇〇kgもの衣服を買う、〇〇kgもの衣服を捨てる!?
2.ファッションを作る過程の環境汚染とは?
3.ファッション×エコの考え方
4.身近にできるファッション×エコの取り組み

 

☑ 日本人は年間〇〇kgもの衣服を買い、〇〇kgもの衣服を捨てる!?

冒頭に「皆さまは年間どれくらいの衣服を新しく買いますか?」と質問しましたが、年間ではイメージしにくいかもしれませんので、月間ではいかがでしょうか?毎月何かしらのファッションアイテムを1回は買うという方がほとんどではないでしょうか?
経済産業省の統計によると、日本人は年間に10kgもの衣服を買い、そのうち9kgもの衣服を捨てていると言われてます。その年に購入したうちのほとんど同じ量をしてているということですね。安いからついあまり使わない衣服を買ってしまう、バーゲンで割引されているからあまり考えずに買ってしまうという買い方をしている方がどれだけ多いかがよくわかる統計結果だと思います。
一度自分が年間どれくらいの衣服を買い、どれくらい捨てているかと思い返してみてください。

 

☑ ファッションを作る過程の環境汚染とは?

2015年に公開された「The True Cost」という映画をきっかけにファッション業界のウラ側にも注目が集まりつつあります。特に日本では、ファストファッションの衣服を作っている発展途上国の工場での労働環境について取り上げられることが多くなってきたと実感します。その労働環境と同じく問題視しなければならないのが、発展途上国で衣服を製造する際に発生する環境汚染などの影響です。
例えば、ナチュラルで自然的なイメージの強い「コットン」ですが、オーガニックではないコットンを製造する過程では様々な環境汚染が発生しています。もっとも衝撃的なのは全世界で使用される殺虫剤の約1/4はコットンの製造に使われているという事実です。農地がそんなに多くを占めているのかというと、実際は2.5%しかありません。どれだけ多くの農薬が使われているかが明白です。
別の事例を挙げると、インドの皮革工場からは有害物質を大量に含んだ汚染水が周辺地域の方々に健康や生活に多大なる影響を与えてます。衣服を作るためには、環境や人体に有害な物質を使わなければならない過程もあり、大量に衣服を作るためには、その有害物質も大量に必要になります。大量に購入されれば、その分大量の廃棄物が発生します。
これらの事実をより詳しく知りたいという方は是非一度「The True Cost」を見てみてください!
The True Cost

 

☑ ファッション×エコの考え方

これまでの項目では、ファッションが与える環境問題についてご紹介しました。少し暗い内容になってしまいましたが、これが現実です。しかし、ファッションが趣味であったり、生きがいという方が多いのも事実です。そのような方に新しい衣服を買うな!ということは誰にもできません。そこで、この項目では、エコや環境に考慮しながら、ファッションを楽しむ以下2つの考え方をご紹介します!

①:「エコファッション」
明確な定義はありませんが、広く捉えれれている考え方は、環境に配慮した衣服を購入したり、古着を使ったりすることです。オーガニック製品を選んだり、植物性の農薬を使っている製品を選ぶことを指します。スーパーに行くときには、エコバッグを使うなどのライフスタイルとともに日本でも広く知られているファッション×エコの考え方の一つです。

②:「エシカルファッション」
そもそも「エシカル=ethical」とは、直訳すると「倫理的な、道徳的な」という意味になります。そのため、道徳的にファッションのことを考えるということです。つまり、環境への影響だけでなく、道徳的に見てその衣服を作る労働者のことが考慮されて生産されているかというところまで考慮する考え方です。ロハスやフェアトレードなどとも関係してきます。この考え方には、デザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)も賛同しており、様々な取り組みをしています。

※ロハスについては以下の記事もご覧ください!
持続可能な生き方を実践する「ロハス」とは?

少しでもファッションと環境問題の関係性に興味を持った方は、この2つの考え方についても考えてみてください!

☑ 身近にできるファッション×エコの取り組み

最後項目として、本日ご紹介したファッションと環境問題の関係を知り、少しずつ行動したい!と思った方に、まずは身近にできる「ファッション×エコ」の取り組み事例をご紹介します。

①:迷ったら買わない!
まずは一番簡単な行動です。そもそも本当に欲しいもの以外は買わないという買い物の仕方です。安いから、流行っているから、割引しているから、など私たち消費者を誘惑する仕掛けわ様々なところに隠されています。そんな誘惑には負けずに、本当に欲しくて、絶対に使うもの以外は買わないようにしましょう!

②:いらなくなった服は売る!
日本での資源回収率に注目しても、古紙は60%、アルミ缶は90%なのにも関わらず、衣服の回収率はたったの10%です。皆さまも大掃除の時など、まだまだ切られる衣服を少し色あせたから、流行りが終わったからと簡単に捨てていませんか?その衣服はまだ誰か他に着たいと思うからも多くいます。どうせいらないのであれば、簡単に捨てるのではなく、ハードオフやzozotownで売ってみましょう!そんなに高く売れなくても、捨てるはずのものに少しでも価値がつけばラッキーとポジティブに考えましょう。
ハードオフ
zozotown

③:古着を活用する!
②で紹介した反対に、服を買うときも新品ばかり買うのではなく、古着にチャレンジしてみませんか?古着を買ったことがない方にとっては、ビンテージ品は高い、衛生面が気になるなど抵抗があると思いますが、手頃な古着もありますし、ほとんどの古着屋さんではしっかりとクリーニングされているため、衛生面も心配ありません。古着屋さんで買い物をしたことがない方は是非一度チャレンジしてみてください!

 

☑ まとめ

今回は普段注目することの少ない、「ファッションと環境」の関係性についてご紹介しました。前半にご紹介したような問題ばかりが注目されると楽しいはずのファッションが心から楽しめないかもしれません。しかし、本質はとしては、少しでも多くの方が、少しでもそれらの事実を知り、少しでも行動に移せば、少しずつ世界はきっと良い方向へ変わることでしょう!これからもファッションを楽しみながら、この記事をきっかけに考えたことを思い出してください!

 

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